Mark Reynier と『死んだ蒸留所の買い戻し』 ― ワイン商が Bruichladdich とテロワールに賭けたもの
— ワイン商 Mark Reynier は休止中の Bruichladdich を買い戻し、テロワールと透明性に賭けた。瓶に残った確信と、きれいに終わらなかった賭けの記録。
蒸留所設計者・ブレンダー・所有者・エンジニアの決断とトレードオフから、その瓶がどう生まれたかを読む。
— ワイン商 Mark Reynier は休止中の Bruichladdich を買い戻し、テロワールと透明性に賭けた。瓶に残った確信と、きれいに終わらなかった賭けの記録。
— 他社の樽を瓶詰めしてきた Andrew Symington は2002年に最小級の蒸留所 Edradour を買い、増産でなく旧式の手作業をあえて残した。その判断の構造を追う。
— スコッチ5産地すべてで蒸留所を経営した稀有な John McDougall。1963年の見習いから60年の現場と、Springbank で床麦芽を蘇らせた判断を自伝から読み直す。
— 響17年の中身を15年ぶらさず送り出した4代目チーフブレンダー輿水精一。山崎・白州・知多を『どの音も突出させない』設計で重ねた技術判断を瓶の構造から読む。
— 1853年、エディンバラの商人 Andrew Usher II が合法化直後の vatting で Glenlivet を混和し Old Vatted Glenlivet を発売。Scotch が『ブランド』になった起点を読む。
— ジャパニーズを Suntory と Nikka で語る癖を、軽井沢のグラスは訂正する。Golden Promise 100% とオロロソで半世紀を回した蒸留所と最後のモルトマスター内堀修身を読む。
— 1996年に David Stewart が商品化した Balvenie 21 PortWood は『カスクフィニッシュ』以前の発明。62年勤め2人の後継者を育てた男の仕事を、瓶でなくキャリアから読む。
— Diageo を辞めた John Glaser が2000年に作った Compass Box は、樽の年齢と割合を公開して2015年に SWA から違反通告を受けた。透明性運動の代償を読む。
— アイラで58年、二度のマスターディスティラー。131ppm を出した職人は次の蒸留所では同じ判断をしなかった。Jim McEwan を決断の構造として読む。
— なぜウィスキーをレガシーコードのように読むのか。LegacyDramの「人物が先・技術を曖昧にしない」編集方針の紹介。